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日記2014年11月17日 ワクワク食育教室の出発点

ワクワク食育教室が立ち上がって、もう10年が経ちました。

この教室が発足したきっかけはNPOみんなの食育が運営する
食育ステーションIN大井町で開催された食育教室がスタートです。

 

そこでは子どもから大人を対象にたくさんの講座が生まれました。

 

アイランド型の調理台が1台あって、10人ぐらいが参加できる、
こじんまりとした施設でしたが、みんなの顔がよく見え、
家庭の中で料理をするような雰囲気もあって
とても好きな場所でした。

 

そして、私と同じに食育を志す仲間達が多く参加していました。

その仲間たちと共に企画し、初めて開催したのが
「おむすびはパワーボール」教室です。

 

パン食がすすみ、ごはんを食べない風潮が進む中で、
ごはんの良さを再発見してもらう目的でこのイベントを実施しました。

年代を5つに分けて、それぞれの年代に合わせたおむすび作りをし、
おむすびコンテストも行って、100作品以上が集まりました。
そのおむすびの作品につけられていたエピソードは今も忘れません。

 

受験の時に母が作ってくれたおむすび、
部活で元気がない時に先輩が作ってくれたおむすび、
おばあちゃんの味を思い出すおむすび、
戦争が終わって、初めて食べた塩むすび・・・
記憶とともに味わうおむすびの奥深さにしみじみと感銘を受けたものです。

 

おむすびは両方の手の平を合わせて握ります。
「手のひら」は「掌」とも書き、これは「たなごころ」とも読みます。

たなごころとは「手のこころ」を意味していますから、
こころとこころを合わせて作ったものがおむすびです。
これがおいしくないはずがありません。

 

今月に行う「おむすびはパワーボール―世界でたった一つのおむすび作り―」は
当時のイベントに参加したメンバーが久しぶりに加わって行います。
今も食育につながる各方面でそれぞれに活躍されている方達です。

教室では用意した具材で、子ども達がどんなおむすびを作ってくれるのか
今から大変楽しみ♪
この教室はすでに満員のクラスも多いですが、小学生の午後クラスだけは
まだ少し空いていますので、ご希望の方はこちらまでお申込下さい。

 

そして、来月の「味覚力アップクッキング」は
ソムリエ気分を満喫する「香り」がテーマです。
こちらも受付中です!