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日記2020年9月24日 もっと健康へ、今こそ米を

しばらくぶりのブログですが、お元気でお過ごしでしょうか。

青天の霹靂のような新型コロナウイルスがやってきて、生活も、学校も、仕事も一気に変えてしまいました。

半年が過ぎて、ようやくGOTOトラベルが始まり、人出が増えてきて、元の生活が少し戻りつつあるようです。

 

この春はステイホームを合言葉に自宅にこもり、リモート生活が始まりました。

大学のオンライン授業は混乱の中、手探りで始める状況でしたが、そのおかげでオンライン授業の可能性を知り、動画作りはだいぶ上達しました(笑)

オンラインでのリアル授業では、コロナで食生活がどのように変わったかを学生達に聞きました。

朝食を食べるようになった。

自分で料理を作るようになった。

ワンパターンの食事が多くなった。

家族で夕食を食べるようになった。

「毎日帰りが遅かったお父さんが、テレワークになり、一緒に夕食を食べられるようになって嬉しい」と聞くと、家族の団らんがいかに心の栄養になっているかを感じました。

 

歴史を振り返るとパンデミックを起こしたペストはルネッサンスを生み出し、スペイン風邪は第一次世界大戦の早期終結を導いた要因になったそうですが、

このコロナは何を生み出し、何を終わらせるのか。

コロナの終息はまだ見えませんが、その全貌と展開がこれから現れる中で、もたらされた教訓は今後を生き抜くために忘れてはならぬものです。

 

さて、今年は田んぼツアーができなかったのが残念ですが、田んぼの様子は写真で見たり、電話で聞いていました。

この3月、椿のお母さんが突然に天に召されて悲しみの中にありました。

その中で田植えの準備をして、5月に入ってから田植えが始まりました。

順調に生育しながらも、長雨続き。

稲の出穂(しゅすい)はいつもより遅く、7月の終わりに始まり、

気温の低さが心配されましたが、8月になって高温が続いて、順調に実を結びました。

9月3日から稲刈りを開始して、やっと9月16日に稲刈りが終了。

 

今年の田んぼを5分の動画にまとめました。

椿さんとのやり取りやプロフェッショナル!な稲刈りシーンもありますので、

下記のサイトからご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=f2uJ1Q2t_Uo&t=29s

 

そして、先日、新米が届き、炊き立てごはんを一口食べて、「なんて甘味が強いのだろう」と唸りました。

ツヤ、香り、程よい軟らかさが揃って、さすがの味!

少し米粒が小さいですが、その分おいしさが凝縮しているように思います。

何もつけずそのまま大盛り一膳食べてしまいました^o^

 

田んぼツアーに行けなかった代わりに、このおいしいお米を皆様にお届けします。

食べてみたいと希望をされる方はぜひお申し込みをお待ちしています!

 

そして、さらにお米好きな方には朗報があります。

「米を主食とした国はコロナの感染率、死亡率が低い」という統計的解析結果が発表されました。

 

これは渡邊昌東京農大客員教授(元国立がんセンター研究所疫学部長)の調査によるもので、

G20に参加する主要19か国(総人口45億人)を対象に、

100万人当たりの感染者数及び致死率と米の消費量との比較によって導きだされたものです。

米の消費量の多いアジア諸国がコロナ感染が優位に低い結果となりました。

 

何故、日本は新型コロナウイルスが少ないのか?

そのファクターXがいろいろと取りざたされていますがそれが「米食」にあると

断言できる大きな発表です。

研究論文は農水省ホームページにも掲載されています。

農水省ホームページでの掲載記事

 

この調査の中で心配になったのは、日本国内の感染者で多くなっている20代、30代です。

米の消費量を見ると、年代が若いほど米の消費量が減っているので、同じ様な関係性が導きだされています。

ぜひ、若い世代に米の効果を知ってもらいたいものです。

 

日本は平均寿命も健康寿命も世界のトップレベル。

これを支えているのが日本人の体質に合う和食。

元々、日本人は動脈硬化になりにくく、腸内環境が綺麗で、骨が強いと言われます。

その反面、日本人の体質として牛乳の消化が苦手で、アルコール分解力も欧米人に比べて弱く、内臓脂肪がつきやすい傾向があります。

油ものが多い食事になると内臓脂肪が増えて、生活習慣病を引き起こしやすくなるのです。

米・魚・大豆・野菜の食事が日本人の体質の強みを引き出していますが、

特に玄米は内臓脂肪に働きかけて、脂肪の燃焼を助け、腸内環境も良くしてくれます。