ブログ

日記2013年2月10日 恵方巻き合戦

先日の日曜日は節分でしたが、この日に向かって、
食品業界は大いに盛り上がりました。
節分行事と言えば、「豆まき」や「ひいらぎといわし」が定番で、
「節分そば」など、地方によってもさまざまな行事があります。
その中で、関西で行われていた「恵方巻(太巻き)」を食べる習慣が、
今や、日本中に広がって、節分の大きなイベントになりました。
2月3日はどこに行っても、恵方巻きの販売合戦が盛んで、
具材もさまざま、価格もさまざま、色とりどりな商品で一杯でした。
巻いてあれば、パンでも、ケーキでも恵方巻きになってしまうアイデア合戦も
たくましくも、ほほえましいような楽しさです♪
恵方巻きの具材を調べている中で、なるほど!という発見がありました。
それは、本場の関西で売られている恵方巻きの具には
かならず、高野豆腐が入っていたことです。
この理由を聞くと、
海苔全形を1枚使った太巻き1本を食べるためには
水分を含んだ高野豆腐がのどつまり防止の役割をするためで、
長年、恵方巻きを習慣として行ってきた地域の知恵だとわかりました。
初めて、恵方巻きを知った日。
「こんな長い太巻きをどうやったら食べられるの?」と驚いた記憶がありましたが、
食べる相手への愛情のひと工夫を、高野豆腐が教えてくれました。
目立たない、ほんのささやかな高野豆腐が、長く続くこの習慣を支えていたんですね。
私は東京のデパートやスーパー、コンビニの商品を見て回りましたが、
具に高野豆腐を入れているところは少なく、
高野豆腐の代わりをするのは、せいぜい玉子焼きかな?という感じです。
食べやすさをまったく考えていなく、まねて作っただけのような商品もありましたが、
見栄えが良くても、長く愛される商品にはなれない・・・。
食はベストセラーよりもロングセラーですね ^∀^
恵方巻きブームはこれからも続くと思いますが、来年はどんな商品が並ぶのか、
また期待したいです。
日本の伝統的な行事は元旦から始まって、鏡開き、節分、桃の節句、お彼岸
端午の節句、七夕、お月見、冬至、大みそかなどあります。
行事は家族や子供たちの健康や幸せを願うものですね。
恵方巻きが節分行事を華やかにしたように、他の行事も楽しい大きなイベントとして、
盛り上がって、これからも続いて欲しいです。