子供に人気の食育レシピ

さばのみそ煮

魚料理の中でもダントツに人気があり、大人から子供まで大好きな料理です。魚料理でまず大事なことは鮮度がよいものを選ぶことです。加熱するからと言って、鮮度が落ちたものを使うと子供はてきめんにその臭いを感じて敬遠します。魚は魚体が大きいものほど脂がのっているので、そのような魚が手に入れば、しっとりと美味しく仕上がります。

材料 (4人分)
さば切り身……4切れ
水……200cc
酒……大さじ4
味噌(甘口)……60~80g(辛口の時は量を減らす)
砂糖……大さじ3
しょうが……薄切り4枚
作り方
  • 1鍋(またはフライパン)に水・酒・しょうがを入れて、さばの皮を上にして、重ならないように並べる。水で濡らした落としぶた(クッキングシートやアルミホイルなど)を上にのせて、強火にかける。
  • 1煮立ったら中火にして、砂糖を入れる。味噌は水大さじ2(分量外)で溶き混ぜてから加える。
  • 1煮汁が少なくなって、トロミがついたら火を止める。
ポイント
・「サバの生き腐れ」と言われるくらいにサバは鮮度が落ちやすい魚ですから、一尾で購入したらすぐにワタを取りだし、下処理しましょう。
・ワタが腹に残っていると痛みが早く、時間がたつほどに独特の臭みがでます。
・煮物であれば、おろしたら(または切り身を購入したら)すぐに下煮までを行っておき、食べる直前に調味料を加えて、味をつけると鮮度が落ちるのを防げます。(前日に薄味で下煮しておいて、翌日に味つけを完成させる方法でもおいしく頂けます)
・身が軟らかく、割れやすいのが特徴なので、丁寧に扱いましょう。

ほうれん草の白和え

白和えは、意外にも幼児に人気のおかずです。豆腐の優しい味が苦手な青菜野菜も自然に食べられるようにしてくれるのかもしれません。季節の柿やぶどうなどを入れて作ることもあり、これも喜ばれます。

材料 (2人分)
木綿豆腐……70g
ほうれん草……50g
にんじん……30g
こんにゃく……50g
下煮……水大さじ3、しょうゆ・砂糖各小さじ1/2
白ごま……小さじ1 *すり鉢がない時は白すりごまでもよい。

砂糖……小さじ2
塩……小さじ1/4
作り方
  • 1豆腐はクッキングペーパーで包んで、重しをのせて、水切りする。
  • 1ほうれん草は塩を少し加えたお湯でゆで、水につけてすぐ冷ます。水気を切って、3cmの長さの
    切る。
  • 1こんにゃくは短冊切りにして、にんじんはピーラーで薄く切ってから、3cmくらいに切る。
  • 1鍋にこんにゃく、にんじんを入れて、水、しょうゆ、砂糖を加える。中火で煮て、汁気が無くなるくらいまで煮る。
  • 1すり鉢に白ごまを入れて、なめらかになるまでする。豆腐を加えて、すり合わせ、砂糖、塩を加えて混ぜる。
  • 1ほうれん草、こんにゃく、にんじんを加えて和える。
ポイント
・豆腐の水切方法として、お湯に入れて軽くゆでてから、ザルにのせて水切りする方法もあります。この時は和え衣をよく冷やしてから具材と和えるようにしましょう。
・ごまをすり鉢でするのは子どもが大好きな仕事です。これをお手伝いすると、ごま和えや白和えも
食べてみたくなるかもしれませんね。

じゃがバター煮

じゃがいもが嫌いな子供はほとんどいないと思いますが、フライドポテトなど揚げたものでしか食べなかったり、煮物で食べる機会が減ることで、全体には食べる量は少なくなっています。じゃがバター煮は鍋に入れて、水分がなくなるまで煮たら出来上がりますので、ハンバーグなどの肉料理で野菜不足になりがちな時の付け合せにもおすすめです。

材料 (4人分)
じゃがいも……300g
にんじん……100g
水……200cc
バター……大さじ1
塩……小さじ1/2
作り方
  • 1じゃがいもは皮をむいて、食べやすい大きさに切る。にんじんも皮をむき、5mm厚さの半月切りにする。(にんじんが細い時は輪切りにする)
  • 1鍋ににんじん、じゃがいも、水、バター、塩を入れて、中火にかける。
  • 110分くらい煮て、野菜が軟らかくなったら火を止める。
    (途中で水が足りなくなったら、水を少し加えて煮る)
ポイント
・じゃがいもの品種はたくさんあり、それぞれに味わいが違います。男爵・メークインは代表的な品種で、他にきたあかり、とうや、シンシア、インカのめざめなどを用途に合わせて使うとレパートリーが広がります。
・新じゃがの季節は煮物で使うことが多いですが、小粒のじゃがいもがある時は、皮ごとゆでて、水気を拭き、バターでじっくり表面を焼いて、塩を軽くふります。子供が喜んで食べるおやつです。

わかめとしめじのおすいもの

わかめは乾燥でも塩蔵でも構いません。昆布との違いが分からない子は多いですが、わかめと昆布を水につけて戻す時の様子を見ながら、その違いを説明すると驚きや関心を高めます。春先のやわらかいわかめが手に入ったら、生のわかめをサッとゆでて、色が変化する様子を楽しむこともおすすめします。

材料 (4人分)
乾燥わかめ……3g
しめじ……80g
だし汁……800cc
塩……小さじ1弱
しょうゆ……小さじ1
作り方
  • 1わかめは水につけて戻す。しめじは根元を切ってばらす。
  • 1だし汁を鍋に入れて、煮立ったら塩としょうゆを入れる。しめじを入れてひと煮立ちさせたら、わかめを加えて、火を止める。
ポイント
・乾燥わかめは水に浸けすぎると伸びすぎて、ぬめりが強くなる場合がありますので、様子をみて、水切りしましょう。