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日記2015年5月14日 田植え名人

台風が過ぎて、雨の後は新緑が輝き、初夏のようになりました。
今年は咲くのがちょっと遅かったつつじの花があちこちで満開で、
5月も外を歩くのが楽しくなります。

 

ゴールデンウィーク期間の5月4日は田植えツアーを開催し、
無事に終了しました。
今年は田植えの前に、田植えワンポイント教室を行ってから、本番に臨みました。
①苗は2~3本づつ植えましょう。
「1本だけでは大きくならず、5本以上になるとおいしいお米ができませんからね~」

 

②苗の持ち方は、筆を持つような持ち方で持って下さい。
「このように持つと苗が真っ直ぐ、土の中に植えられますよ」

 

③植える時は土の中にちょっと入るくらいに植えます。
「苗は土の上に置いただけだと、すぐ浮いてしまいます。
土の中に深く入れすぎても、大きくなれないので、土の中にちょいと入れる感じに」

 

④田植えひもについているビーズの手前に植えましょう
「ビーズが前に移動しますから、それに合わせて植えましょう」

 

以上が守れたら「今日からあなたも田植え名人です!」
と、こんな予行練習をして、田植え開始です。

 

もう、みなさん、素晴らしく上手にできました。
田植え名人が続々誕生する姿に感動です^0^
そしてなにより、今回は未就学の幼児が30名も参加しましたが、
1時間以上田んぼに入って、最後まで頑張りました。
へとへとになるかと思いきや、子ども名人達はお昼ごはんもむしゃむしゃ食べて、
午後も原っぱと小山を駆け上がり、走り廻っていました。
田んぼから力をもらったかのように元気です。

 

帰りのツアーバスの中で
「米1粒には7人の神様が住んでいる」のお話しをしました。
これは米にまつわる言い伝えの一つです。
場所によって神様の人数は1人だったり、7人だったり、
88人だったり、100人だったりするようですが・・・、
一粒の米も残すことなく大切にして食べることを伝えるものです。

 

米一粒を残さず食べる習慣は他の食べものも残さなくなる
ことにつながりますので、好き嫌いを防ぐ効果にもなると思います。

 

大学で食育授業をする中で、学生が親から教えられた言葉としても
これは思った以上によく出てくるので、
非科学的!と思われても残して行きたい言葉。

 

他にも米に関する言葉は、
「米をこぼすと目がつぶれる」「同じ釜の飯を食う」「米を数えて炊く」などもあります。
昔の食教育がここにありますね♪