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- 日記2015年5月29日 梅雨の楽しみ
そろそろ6月に入ります。
6月になると本州は梅雨入りの季節ですが、
梅雨には「梅」の文字が使われているように、梅の実が熟する時期です。
これに合わせて梅仕事が始まり、
梅干しはもちろん、梅酒や梅ジャム、かんろ煮を作ってもとってもおいしいです♪つい先日開催した楽しくテーブルマナーの教室で、
初めて参加した5歳の女の子に「好きな食べ物は何?」と聞くと
「梅干し!!」と間髪入れずに答えてくれて、感心しました。
幼児期は酸味が苦手な子も多いですが、だんだんと味に慣れてきます。この春から教えている大学の学生に、
「あなたにとってやみつきの味は何ですか?」と、質問すると
50名の女子学生から195品もの食べものが回答されました。
唐揚げ、チョコレート、ポテトチップスなどを押しのけて、
一番多くの学生がやみつき食品としてあげたのは、なんと「梅」でした!
女子は酸っぱい食べ物が好きな傾向が強いですが、
この結果はそれを裏付けてくれます。健康によいことで知られる梅は、やみつきになるほどの味わいも持ち合わせていて、
人を魅了させる食べ物です。梅は和菓子にもよく使われています。
6月16日は全国和菓子協会が定めた「和菓子の日」
この日になった理由をひもとくと、平安時代にまでさかのぼります。
848年(嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子や餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥(かじょう)」と改元したということにちなんだことからで、
この日は別名「嘉祥の日」とも言われます。
6月16日に採った梅の実でつくった梅干しを旅立ちの日に食べると災難をのがれるという言い伝えもあり、
これを「嘉祥の梅」と言うそうです。6月30日には「夏越(なごし)のはらへ」が行われますが、
これは一年の半分を過ぎた日に、過ぎた半年の厄や災いをはらって、残る半年の健康と厄除けを祈って
神社にお参りする伝統的な行事です。
この時に水無月という和菓子を食べる風習もあり、6月の代表的な和菓子です。このようなこともあって、ワクワク食育教室では和菓子の教室を実施しようということになり、
6月14日「和菓子を楽しもう」教室を開催します。
梅味の白あんを使って、鹿児島名物のかるかんまんじゅうや、
ぷるんとした口ざわりがおいしい葛粉を使った葛菓子も作ります。
あんこが好きな若い人も増えているそうで、和菓子の良さをもっともっと知って欲しいです。
折り紙で遊ぶ時間も用意していますので、ぜひこの機会にご参加下さい♪