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日記2017年2月9日 名前の魅力

普段は何の変哲もない見慣れたものが、ある日、名前を変えて出ると特別な存在になるもの。

 

それは何でしょう?

 

23日は節分の日でした。

ここで登場する恵方巻は、今やお正月のおせち料理に次いで、人気の行事食。

普段は一本の太巻きが、節分に出会って「恵方巻」に変化し、特別な海苔巻きになります。

 

節分に豆まきをしなくても、恵方巻を食べる人は多いです。

これがブームで終わるのか?それとも未来へ続く日本の伝統食になるのか?

それを確認するために今年も恵方巻の定点観測へ、いざ出発!

 

まずは、コンビニ。

トップ企業1社で660万本も販売しています。

コンビニ各社の定番恵方巻の具は何か。

厚焼き玉子・おぼろ・きゅうり・椎茸・かんぴょう・穴子の他に

高野豆腐か蓮根のどちらかが入ってます。

味の工夫もあり、食べやすく、価格も手ごろなところがコンビニの強さ。

 

そして、デパ地下へ。

海鮮系恵方巻の人気がすさまじい状況でした。

見た目が派手で、ごちそう感が高く、冬の味覚とマッチした内容。

うに・かに・えび・トロなどの素材が詰まった高額品も大人気。

 

餃子や肉まんの恵方巻やそば粉のガレット恵方巻なども発見!

それぞれの店舗の強みを生かして、なんでも恵方巻にするアイデアは

新しいものが好きな人には魅力のゾーン。

その喧噪の中で、関西正統派の恵方巻も静かに売れているのを見ると

ちょっと安心^o^

 

ブームは少し衰退したかと思っていましたが、恵方巻はまだまだ安泰でした。

 

恵方巻のように名前を変えて脚光をあびたものに「スイーツ」という言葉もあります。

この名前は「おやつ」ではイメージできない恍惚感を放っています。

 

恵方巻きの次は、スイーツの王様チョコレートの登場。

2月14日はバレンタインデー

 

チョコレートを贈るようになったのは日本の菓子メーカーが宣伝したのがきっかけですが、

恵方巻がコンビニから広がったことと似ています。

 

今更、気が付くのもなんですが、この二つの行事はかなり派手に踊らされて、結果的に買わされている。

2月があっという間に過ぎるのは、日数が短いだけではないような気がします(笑)