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日記2015年2月13日 作り手の想いが込められたもの

毎年、2月、3月は食品関連の企業が全国から集まって、新商品や販促商品の展示会が
多く開催されます。
テーマによって、大きい規模から小さい規模まであまりにもたくさんあるので、
全てには行くことはできませんが、仕事で関係する展示会には毎年せっせと参加しています♪

展示会に行くと、貴重な出会いができることも多くあります。

 

静岡県でお茶を有機栽培で育て、製茶もされている村上農園の村上さんとお会いした時には、
おいしい茶葉を栽培する工夫や葉のもみ方などについてお話し頂き、その仕事に大変感動しました。

 

ペットボトルのお茶しか飲んだことがない子供に本当のお茶の味とおいしさを知ってもらいたいと思い、
村上さんに頼んで、お茶摘み体験ツアーを開催したことがあります。

 

富山県の杉野味噌醤油㈱の杉野社長と初めてお会いしたのも、展示会でした。
みそは家庭で消費量が年々減っているなか、和食の根幹にあるみそ文化を守るために、
時代に合ったみそ商品の開発に取り組まれる企業で、食育の話でも意気投合しました。

 

教室で開催する手前みそ造りの会に協力して頂けることになり、
みその材料の富山産大豆と富山コシヒカリで作った米麹を毎年、こちらから提供頂いています。
みそ屋さんの材料で仕込むみそ造りですから、出来上がったみその味はとても好評で、
杉野さんには感謝するばかりです。

 

つい最近も展示会に行って、面白い出会いがありました。
会場の中で干し椎茸を販売するブースに立ち寄ると、干し椎茸を戻す専用容器を紹介されました。

 

驚きましたね~、椎茸を戻すための専門容器なんて初めて見ました!!

 

椎茸を戻す時間がない方のために10分で戻せる時短容器とのことで、
仕組みは容器の中を真空にすることで、水を椎茸に早く浸透させることができるそうです。

この容器は1個880円。
これを買うべきか、買わざるべきかはちょっとおいて・・・、
この企業の「椎茸・愛」を感じた、私でした^^

 

できることなら、これをさらに進めて、椎茸嫌いの人のための商品開発やメニューも
発展させて欲しいなと思いました。

 

展示会を見ながら思うのは、
食べ物以外に、洋服でも、家具でも、車でも・・・、人の手によって作られたものは、
姿の美しさや、その出来栄え、そして、使う人のことを考えた気配りを見つけた時に
大きな感動を与えてくれます。

 

そして、それはどうして生まれ、どんな人が手を加えたのだろう?と、想いを馳せることができます。

 

「もの」は言葉を言わないけれど、その向こう側にあるものを気づかせてくれますね。