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日記2015年7月30日 ヨセミテで過ごした夏の思い出

 

夏が来れば思い出す~はるかな尾瀬、遠い空~♪

 

毎日、暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。

 

モクモクとした白い雲とセミの声、花火と浴衣姿、土用の丑の日は日本の夏の風物詩。

風鈴の音が聴こえてくると涼しさを感じます。

 

夏の記憶で懐かしく思い出すのは、大学3年生の時の夏休み。
この時の体験が今の仕事につながっていたと思うくらいに記憶に深く残る1ヶ月でした。

 

大学に入り、海外に行ってみたいという願望から、
アルバイトにせっせと励み、さらに親の援助を受けて、
アメリカカリフォルニアでの1ヶ月間のホームステイが実現しました。

 

親切なホストファミリーの家で生活をしながら
食べる物も、見る物も、全てが珍しく、さらに人も何もビックサイズの国。

 

牛乳もジュースも、10リットルくらいは入るタンクのような容器で販売され、
肉も薄切り肉ではなく、巨大な固まり肉。
まさしく「はじめ人間ギャートルズ」(昔の人気アニメですが、ドテチンも懐かしい)
に出てくるような肉が売っているのが当たり前の国。

 

ヨセミテ国立公園に行った時はジャイアントセコイアの巨木を見て、
「アメリカは、木だってこんなに大きい!」と驚き、
一体、なぜ、こんなに大きく育つのだろう?と呆然としました。

 

ヨセミテでみたエルキャピタンの巨大な絶壁、
ひよこの頭のようなハーフドームや美しいミラーレイクなど。
生まれて初めて見る、自然の壮大さと美しさ。
北海道の自然をはるかにしのぐ規模にただただ感動して、
日が暮れるまで長い間じっと見ていました。

 

そして、人間はどう頑張ってもこんな自然を作ることはできない!
人間ってほんとにちっぽけな存在!

 

ヨセミテの大自然につまらない敗北感を味わいながら、
その自然の中に溶け込みたくなるような安らぎを感じていました。

 

日本とは違う世界があることを
20歳そこそこで初めて目の前にして、圧倒された日々。

 

そして、ホストファミリーから日本の事を聞かれても満足に答えられず、
あらためて日本という国を全然知らなかったことに気づいた旅。

 

あの年齢であの感情を味わえたことが今では宝物のように思います。

今、またヨセミテに行ってみたらどう感じるかな?
いつか、ただいま!と帰りたい場所です。

 

アメリカに行ったことで、日本のことをもっと知ろうと思い、
その後、47都道府県をまわり、今の仕事に影響を与えています。

 

さて、今年の5月から始まったミラノ万博。
この万博では食をテーマに世界各国の食文化や地球規模の食の問題について
メッセージ性が強い展示をされています。
http://www.expo2015.org/en

 

日本のことを知る意味で、ミラノ万博での日本館の展示内容は秀逸です。

日本館の展示については、テレビでも度々紹介されていますが、
下記のサイトからもその様子がわかります。

日本館の展示について
https://www.expo2015.jp/about/exhibition/
展示ブースをまとめた動画はページ最後の部分にある「展示紹介映像」からどうぞ。
日本の農林水産と食文化について
https://www.expo2015.jp/foodculture/
こちらは日本食の資料が豊富。

 

他の国の情報も面白く、ミラノに行かなくても、その気分を味わえますので、
お時間がある時にぜひ一見ください(^-^)♪