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日記2016年10月21日 フランス味覚教室

10月は味覚の秋。

この季節に開催されている「味覚の授業」を受けるために、フランスに行ってきました。

 

フランスでは毎年10月の第3週目にあたる期間に全国の小学校では、味覚を学ぶ授業が行われています。

 

これは1990年にジャーナリストで料理評論家のジャン=リュック・プティルノー氏とパリのシェフが一緒になって開催した「味覚の一日」をきっかけに始まり、その後、フランスでは国民的な食育活動に成長しました。

 

このメソッドは日本にも伝えられ、それをもとにワクワク食育教室では味覚の教室を開催してきましたが、さらに進化させるにはどうしたらいいか常々考えていました。

 

そのためにはフランスで行われている「味覚の授業」を自分の目で確かめてみたいと思っていたところ、小学校で25年間味覚授業を実施されてきたドミニク先生の講座を受ける機会があると知り、思い切ってフランスに行ってきました。

 

滞在先となった「ロワール地方」はフランスで一番フランスらしい場所と言われています。

果てしない広さのひまわり畑やヤギの放牧風景と、有名なお城がたくさんあり、農業大国としてのフランスと歴史が垣間見られて、とても素晴らしい光景でした。

 

味覚の授業は、食を五感で表現するアプローチが新鮮で、好奇心をくすぐるような楽しいレッスン。

 

小学2年生向けの味覚授業を見学しましたが、子供達が試食をする様子は様々な反応があり、それはまた日本の子供達と同じで面白かったです。

そして、私たちが授業のお手伝いをした時に、子供達が先生から教えてもらった「ありがとう」の言葉を、それぞれが声を出して挨拶してくれ、とてもうれしい気持ちになりました。

 

「食べることはみんなと集まれること」

このことを前提に、食を通じて、自分を知り、相手を知ることが大切なことであると、このレッスンを受けて強く感じました。

 

ワクワク食育教室の「味覚力アップクッキング」はフランスで学んだエッセンスを加えて、来年はリニューアルして開催しますので、ぜひお楽しみに!