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- 日記2015年1月29日 ねぎはねぎでも
二十四節気の大寒を過ぎて、気温の変化が激しい毎日です。
昨年は世界の平均気温が過去120年の統計の中で最も高くなり、
それに伴って、自然災害が多い年でした。
日本もかつてないほどに自然災害が多く、多大な被害を及ぼした
広島の集中豪雨や御嶽山の噴火、そして、季節外れに巨大台風が上陸したことが
まだ記憶に新しく残ります。人も自然の一部と言います。
その影響が体に現れたのか、今年の冬はインフルエンザの猛威が長引いています。インフルエンザや風邪の予防には、
まずは、うがいと手洗いから始まって、のどを守るためのマスクや部屋の十分な加湿と保温をすること。
そして、水分をたっぷり補給して、体を癒す食事を摂ることです。昔から、風邪予防の民間薬として、咳には「きんかんの砂糖煮」、のどの痛みには「大根あめ」
体を温めるには「卵酒」「梅干番茶」「ねぎ味噌湯」などがありました。
どれも子供の頃から親しんできたものです。この中で、長ねぎについては、実際にインフルエンザに対する有用性の研究が報告されています。
富山大学の林利光先生の研究によれば、マウスの実験では、ねぎエキスを投与したマウスは
インフルエンザに感染させた後も、ウイルスの増殖は1/3に抑えられ、さらにその後も
ねぎエキスを投与すると、通常の3倍もの抗体が作られていたと判明しました。これは、長ねぎや玉ねぎ、またはにんにくなどに含まれるアリシンからの効果ではなく、
長ねぎの高分子の多糖体(わかりやすく言うと、加熱した時に溶けだしてくる液)の中に、
ウイルスを抑える物質があるとのことです。昔からの知恵はたくさんある中で、一方では、何も科学的根拠はなかったという場合もありますが、
長ねぎについては、科学でもしっかりと立証されていました。
科学のない時代は、それはそれは多くの人の体験結果から生み出された民間療法。
もしかしたら、現在の科学でもまだその理由がわからないことは多いのかもしれません。長ねぎのもう一つの民間療法に、痛みを和らげることも伝えられています。
子どもの頃に、歯痛の応急処置で私はよく、ねぎを噛んでましたね。生の長ねぎをぶつ切りにして、痛い歯の上にのせて、上下の歯でグッとはさんで、
しばらくじっとしていると、歯の痛みがだんだんと治まってきました。
最近は歯が痛いことがないので、試すことはできませんが、今でも効くかな?
チャンスのある方はぜひ、試してみて下さい^^子どもにとっては、長ねぎはあまり好きな野菜の部類には入っていませんが、
冬は煮込んで甘くしたねぎを食べて、好きになってもらいたいものです。ちなみに私は小さい頃、親から長ねぎを食べると頭が良くなる!と言われ、
「これはねぎにすがるしかない!」と、子ども心に思いました。
結果は・・・・・、こんな感じです♪(まだ食べ足りない?)親の言葉は偉大です。とにもかくにも、おかげで今はねぎ好き人間。
インフルエンザ撃退のためにも、この冬もねぎと共に歩みますか。