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日記2012年12月5日 だしの魔力

師走に入り、急に寒くなってきました。
そして、お鍋が美味しい季節になりました~^0^
料理を作って、「お代わり!」と言われると本当に嬉しいです。
喜んで食べてくれる姿は作った人にとっては最高のご褒美です。
食育教室で作る料理で、お代わりが続出するメニューを上げるなら、
やはり、お味噌汁やだしがたっぷりきいた汁物が多いです。
特に男の子は汁物が大好きで、私もその勢いに驚くほどです。
今までのお代わりの最高記録は、お味噌汁7杯でしたが、
さらに追加しそうだったので、さすがに最後は止めに入りました ^^;
それにしても、お味噌汁をこよなく愛する姿は日本人のDNAの強さを感じます。
かつお節や昆布や煮干しの味が効いただしはアミノ酸がたっぷり入るので、
体が自然に求めるのだろうと思います。
だしの材料にはいろいろな種類があります。
代表的なものといえば、昆布とかつお節です。
他に煮干しや干し椎茸、帆立貝柱、地方によっては飛魚だし(あごだし)や
するめをだしに使うこともあります。
料理によって、これらのだしをうまく組み合わせると、うま味が強くなり、
これを相乗効果といいます。
「数字でいうと「1+1=7」くらいの味になるんだよ」と、
よく子ども達にも話しています。
地方に行くと、必ず、その土地の郷土食を食べますが、
だしがきいている汁物はどこに行っても美味しいですね。
教室でよく作るのが
きりたんぽ鍋(秋田)、ひっつみ(岩手)、いも煮、納豆汁(山形)、だご汁(熊本)など。
だしの味が効いているので、小さい子にとって、苦手な野菜が入っていても
食べられてしまいます。
きりたんぽ鍋はきりたんぽを手作りし、囲炉裏はないので、
ホットプレートで代用して焼きますが、これもとっても楽しい仕事です♪
ここ数年、流行っているトマト鍋はトマトのうま味がだしになっていますが、
トマトのうま味は昆布と同じグルタミン酸が多く入っています。
イタリアでトマトのスープといえば、ミネストローネで、
当地では賢者のスープと呼ばれています。
トマト鍋もいつか「賢者鍋」になるかな?
今年の冬はトマト鍋もレパートリーに入れて、
風邪を引かないで過ごして行きたいものです。