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日記2013年4月17日 たくましいガキ大将達

先日、森の事始めという1泊2日のキャンプに参加してきました。
内容は里山を保護するために、森のお手入れをするキャンプで、
中学生から大人までが参加して、面白い体験ができました。
あいにく低気圧が接近していたため、キャンプで予定した
森の修繕作業は変更となり、山菜取りが中心となりました。
山菜取りは大好きなので、タラの芽、ぜんまい、しどけ、かたくりなどを
見つけては採集して、森の中を歩いているといろいろな生き物にも出会います。
シマヘビ、カナヘビが出現して、「うわぁっ!うわぁっ!」と
驚いている私に、「だいじょうぶだよ!」とひょいひょいっとつかんで、
見せてくれる子どもがいました。
私は大体の生きものはOKですが、爬虫類だけはどうも・・・触れません。
「シマヘビは焼いて食べるとおいしいんだよ」「今日の食糧だ!」と、言いながら、
「他にも食糧を探そう!」と言って、また探しに行きます。
「へびを食べちゃうの~?」と驚く私に、他の子ども達は
「何を言ってるの?知らないの?」という顔、顔、顔。
他にもこんなものが食べられるとか、どうやって捕まえるとか、レクチャーしてくれ、
この子たちは
なんとすごい!なんとたくましい!山に慣れている!
さらに、驚きでした。
どうして、そんなに平気で、山のことをよく知っているのか聞いて見ると、
このキャンプ場で行っている、夏休みの1ヶ月間を過ごす「ガキ大将の森キャンプ」に
参加した子供達でした。
ガキ大将の森キャンプというのは、小学4年~中学3年の子ども対象で、
1ヶ月間自炊しながら、森での生活を行います。
30泊31日を親と離れて、テレビと離れて、好きな食べ物と離れて過ごします。
そして、自分のごはんは自分で火起こしして作るそうで、
火起こしできないと、食事は抜きというルールがあるそうです。
ある男の子は、そのキャンプに初めて参加して、火を起こせなく、
ご飯を食べられなかった日があり、「大丈夫だったの?」と聞くと、
その子曰く、
「食事を抜いても大丈夫なことがわかった」と言っていました。
ナイフで木を削るのも、フライパンで料理するのも、
水を大切に使うことも知っていて、どこで寝ても大丈夫と言う子ども達。
久しぶりに子ども達のたくましさを発見し、
その体験が作った、「生きる自信」をみる思いでした。
私も子供時代にそんな体験してみたかったなあ、と思いましたが、
親から言われたら、「一人でも行く!」と言えたかどうかはわかりません。
ガキ大将の森キャンプについては、プロデュースする﨑野隆一郎さんのブログをご参照下さい
http://air.ap.teacup.com/moteginews/
4月21日に食育体感ツアーでそのキャンプ場に行きます。
あの子供たちの体験に比べると、たった一日のキャンプとなりますが、
子ども達にとって、何かを得る体験であれば、と思います。
ちなみに、その時に捕まえたシマヘビは胃袋行きとはならず、山にお返ししました。
ホッとしながら、ちょっと惜しい気もしました~~