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2022年10月11日 月を愛でる

先週10月8日の十三夜の月はご覧になったでしょうか?

十三夜は十五夜のひと月後にあり、「のちの月」とも呼ばれます。

日本の歳時記では、

お月見は十五夜と十三夜の2回見る習わしがあり、

これは中国からの伝来ではなく、日本独特の風習です。

 

今年はどちらのお月見もよく晴れて、

十三夜の月は餅つきうさぎの姿がくっきりわかるほどきれいでした。

 

昔から月を見て生活をして、愛でてきた日本人。

月は豊穣の神であり、お月見は稲や里芋など秋の収穫への感謝を表します。

 

さて、今年の夏も猛暑で稲への影響が心配されました。

椿さんの田んぼは9月中旬には無事に収穫を終えました。

昨年から、椿さんの田んぼがある地域では圃場整備と農地の集約が始まっています。

 

椿さんは5ヘクタールの田んぼを所有していますが、

それは1か所に集まっているのではなく、あちこちに点在して持っています。

田んぼが点在していると農作業はかなり効率が悪いです。

このようなことは全国でも多く発生していて、地域ごとに大きな圃場整備や農地集約が

行われてきました。

 

香取市の堀之内地区でもとうとう始まりました。

椿さんの田んぼは田んぼ体験が行われてきた

線路沿いあたりに集約されました。

それと引き換えに、

他の農家さんが行っていた慣行農法(農薬や化学肥料を使用)の

田んぼも引き受けることになりました。

 

慣行農法だった田んぼで、

無農薬で米作りを始めるには相当な苦労があります。

今年は草との闘いだったそうです。

新しく加わった田んぼは今後3年間で農薬不使用、

100%有機質肥料の田んぼに転換するとのことです。

 

このような話を伺い、椿さんにとっては厳しい状況がしばらく続きます。

これからも椿さんを応援するために、

お米の販売を今年も開始します。