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- 日記2016年11月28日 「食べる」を見つめる二つの映画
食に興味のある方には必見の映画が2つあります。
どちらも、食べ物ができるまでの過程を見つめたドキュメンタリー映画です。
一つは武蔵野美術大学の学生が取り組んだ「カレーライスを一から作る」。
これは、グレートジャーニーでも有名な探検家の関野吉晴さんのゼミ生が「カレーライス」を食べるために、米・野菜・肉・スパイス・塩・食器を全て自分たちの手で育て、作る過程を10ヶ月に渡って撮影したものです。
学生たちが出来上がったカレーライスをどのような思いで食べたのか、それを映像から感じられます。
関野さんにその後のお話しを聞くと、「女子はまったく大丈夫!」とのコメントでした。
さすが、女子は生きる力が強い!ということでしょうか。
もう一つは「ある精肉店のはなし」
大阪貝塚市にある「北出精肉店」は家族で牛を育て、屠畜し、それをさばいて、肉として販売してきました。
これは命と命が向き合う中での真剣勝負であり、家族の歴史であり、また屠畜場の歴史と姿を映しだした映画です。
鳥は「絞める(しめる)」、四つ足は「屠る(ほふる)」という言葉があり、「殺す」とは違う言葉を使ってきました。
古代において神職の名前に「祝(ほうり)」がありますが、これは「屠る(ほふる)」の読みから来ているとの説があります。
過去の日本において、肉を食べること、そして屠畜に対する意識は、ヨーロッパなどの食文化とはまるで違う歴史背景があります。
肉を扱うことの大変さの中で、差別につながる問題が起きてきました。
この映画に出てくる人たちの優しい顔がとても印象的に残ります。
そして、その後に食べた食事は、よりおいしく感じられました。
奇しくも明日11月29日は「いい肉の日」
二つの映画は「ポレポレ東中野」で公開されています。